厳しい現実から競争が激しくなった温泉旅館だが、これまで歓迎しなかった利用客を取り込もうと、様々な企画を提案している。
一人客なんて絶対に受け付けなかったところも「歓迎」と打ち出しているし、赤ちゃん連れに特典を設けたり、ペットまで受け入れる旅館やホテルが増え、中にはペット連れ専用の散歩コースまで出来たところがあるのだからびっくりである。
人生には節目となる年齢で様々な通過儀礼が存在するが、結婚記念日や誕生日に特典があるのは当たり前のこと。高齢者向けのバリアフリーどころか還暦セットの貸し出しから2世帯向けルームを設けたところも出て来たので驚きの変化だ。
人生の祝日に宿泊すると「祝泊」という発想から特別な料理が用意され、料理長の手書きのメニューに炊き合わせが「多喜合わせ」とあったり、焼き物が「家喜物」と書かれているので面白い。
ブライダルの世界でもめでたいが「芽出度い」と表記されたり、宴会の終わりを「お開き」と言うのがあるが、祝辞の中で「最後になりましたが」の言葉を使わないように配慮し、「結びになりますが」と言い換えることも忘れないで欲しいもの。そして「鏡割り」は禁句で「鏡開き」と言うことになる。
この「幸せ列車」のHPには離婚についてのページはないが、社会には「離婚式」なるものをビジネスとして立ち上げた人物もいる。盛大な披露宴を行し、大枚の祝儀を包んで出席した友人達に申し訳ない思いからだろうかは知らないが、人前での離婚を発表する神経が如何なものだろうかと考えてしまう。
漢字は中国から波及したものだが、我が国で変化したものや新しく生まれたものもある。また、省略文字や遊び文字の通用もあり、子供の読めない名前も話題になっているが、ちょっと興味を覚えた中国の漢字を書いておこう。
砂糖天麩羅(ドーナツ)、蜜瓜(メロン)、扁桃(アーモンド)、火酒(ウォッカ)、伊達男(ダンディ)、力査(リチャード)、琳閣倫(リンカーン)、肖邦(ショパン)などだが、遠い昔の中国文字には鏡文字というものがあり、左右が反対になったり上下が逆様になった文字の存在もあった。
遊び文字には慶応大学の関係者内で通用している「まだれ」の中に「K」や「O」を入れたりそのまま「KO」を入れる文字もあるそうだ。
「弗」という文字は否定する意味があり、「沸」となれば水でなくなり、「佛」となれば人でないということになるが、その「佛(ほとけ)」という文字の遠い昔の文字を目にしたことがあるので書いておこう。もちろんパソコンでは不可能なのでイメージだけとなるが、「人偏」の右側に上から「西」「域」「哲」の三文字が並んでいるもので、なるほど!と妙に納得をした記憶がある。
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