昔、『床屋行く金暇あれど髪がない』という川柳を目にしてみんなで大笑いをした。「床屋」という言葉は現在では「差別用語」として使用されないようになっているが、髪の問題は、本人にとって想像以上に深刻のようで、「髪の素」「リアップ」「リーブ」などのCMが何度も目に入るのはそんなところからだろう。
今日は、筆者が25年ほど前に体験した「髪は長~い友達」みたいな話を紹介しよう。
ちょっと薄くなったみたいと言われ、気になりだしたのが始まり。テレビCMで流れた「一日体験」に興味を抱き、梅田近くのビル内にあった大手の会社に行ってみた。
立派な受付にきれいな女性がいる、「一日体験をさせていただきたいのですが」と告げると、すぐに別室へ案内された。
そこは応接室みたいな豪華な感じ。お茶が運ばれてきて問診表に書き込みを促された。
病歴、喫煙有無、両親の頭髪、仕事のストレス度などがあったと記憶しているが、何やら病院に行っているような錯覚に陥っていた。しかし、「一日体験」の料金が1万円と聞いて現実に戻った。
それが終わると別室に連れて行かれた。そこは、まるで診察室のよう。一本の毛髪の拡大写真が10枚ほど掲示され、パソコンのデスクトップみたいなものがテーブルの上に置かれてあった。
しばらくすると白衣を着た男性が女性アシスタントを伴って現れ、診断らしき行動が始まった。初めにされたのは頭皮の体温で、横、上部、後頭部などが計測された。
「頭皮の体温が低いと脱毛が増えるのです。特に上部が低いようで、横に比べて1度程度低い数値が確認されました」
次は、「ちょっと我慢してくださいね。髪の毛を一本いただきますから」と、貴重な一本を毟り取られたのでびっくり。彼は、その髪の毛をガラス板のような上に載せ、顕微鏡みたいなもので覗き始めた。
「これをご覧ください」と言われたのはデスクトップの画面。そこには髪の毛の拡大写真が映し出されていた。
「これから考えられるのは、あれです」と指の方向を見たら、掲示されていた写真の中の一枚で、「あれと同じ状態ですね。毛根の部分をご覧ください。似通っているでしょう?」
似ているのは確かだが、そう言われても素人の私にはどんな意味があるのか理解出来ないのは当然で、次の言葉が待ち遠しかった。
「これから判断いたしますと、あなたの毛髪は薄くなるという危険性が考えられます。まだ、詳しいことは分かりませんが、一日体験を終えられた時点で判明することがありますので、まずは、これからコースの方へ」
そんなことで、アシスタントに連れられてコースというものが始まったのだが、続きは次号ということで。
※コラムのタイトル、日付、本文、追記から検索できます
乗客のコメント
よろしければコメントを投稿してください。
to 世界中から集まってくる戦闘員を魅了するものは ?
by 大阪ナイツ
2014.10.21
by 大阪ナイツ
2014.10.21
to 「アイ ラブ ユー、東京」
by 大阪ナイツ
2014.10.11
by 大阪ナイツ
2014.10.11
to シィニョーラ シルバーナへの想い
by かめ
2014.09.11
by かめ
2014.09.11
to 「久世栄三郎の各駅停車」はしばらくお休みします
by 青空
2013.12. 6
by 青空
2013.12. 6
to オリーブのパン
by のんたん号
2013.11. 2
by のんたん号
2013.11. 2
to オリーブのパン
by 大阪ナイツ
2013.11. 2
by 大阪ナイツ
2013.11. 2
to ローマの猫たち
by 大阪ナイツ
2013.08.31
by 大阪ナイツ
2013.08.31
to 心の極限状態から・・・・・
by 大阪ナイツ
2013.08.12
by 大阪ナイツ
2013.08.12
to 長寿心得
by 田園豆腐
2013.07.20
by 田園豆腐
2013.07.20
to イタリアのワイン文化
by 大阪ナイツ
2013.07.10
by 大阪ナイツ
2013.07.10
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「面白い体験から 前編」へのコメントを投稿してください。