パスポートを手にして海外旅行に行くと、相手国入国時に提出する書類の中に「宗教」という項目があるが、我々日本人は、本当の意味での宗教観は希薄してきており、それらはどんどん低下する傾向だが、そんな中で若者達がカルト的な宗教に巻き込まれるケースが増えているようだ。
国内に存在する宗教団体に対する「信者数」の確認を総合すると、それらは国民の総数をはるかにオーバーするのだからいい加減なものだが、神道や仏教全体からすると数百年、あるいは2千年という歴史を歩んできたことは凄い事実であり、それらが近い将来に消滅するとは考えられないのも確かである。
憲法で定められた宗教の自由だが、「仏教です」と答えても「何宗か知らない」なんて頼りないことを言われる人も多く、新聞記事の見出しにあった「檀家であるが信者じゃない」という衝撃的な言葉が生まれて来るのである。
世界には不幸な人達の存在がいっぱいある。今でも戦火に虐げられている民衆もあるし、情報さえ与えない愚かな独裁者に支配される国民もいるのも事実。なのに宗教を因として争いになるとは理解し難いものだが、過去の歴史からすると、地球上の戦争の大半は宗教絡みとなるので悲しいことだ。
戦時中の社会に「今こそ宗教が」と登場するし、平和な社会になったら「今こそ宗教を」と活発になるのだから不思議なこと。一部の信者達や国内だけではなく、今や地球全体から想像のつかない宇宙観まで心を開き、真の「人」のあるべき姿を問わなければならないだろう。
そんな中、ある人物の宗教に対する考え方を知って学ぶことになった。「夜寝る前にね、今日は一日有り難うございました。ちょっと悪いことをしてしまい反省しております。明日があれば致しませんからお許しを。朝ね、目が覚めたらね、今日も目覚めさせていただき有り難うございました。悪いことをせずに、人の役に立つ一日を過ごしますから」と手を合わすそうだが、その対象となる神仏は「別になし」と言うのだから凄いではないか。
その人物の姿勢を客観的に分析すれば、それは感謝型信仰というものであり、一部の仏教の理想とする世界観でもある。
国内に現存する宗教の本部や本山は、それこそ聖域というような環境の中に存在するが、それは長い月日の流れを費やし、神変された「証」として輝いているのかもしれない。
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