チョコレートには縁遠いので、寂しい心情を併せてしためよう。
今やスマホと呼ばれる携帯電話が潮流だが、恋の喧嘩もメールでやりとりするところから、どんどんエスカレートする危険性が高いのかもと余計な心配をしてしまう。
携帯電話が世に出る前、社会に登場して驚いたのがポケットベル。最初の頃は鳴らすだけだったが、その後に進化してプッシュボタン電話に対応し、電話番号などの数字送信が可能となった。
途中でバイブ機能が加えられ、けたたましい音を消せるようになったが、電車の中やコンサート会場で鳴り響く音の主に、冷たい視線が浴びせられたのは現在でも同じことだろう。
それらは現在のような言葉の文字は不可能だったが、当時の恋人同士は互いにポケットベルを持ち、「194(行くよ)」「414(よいよ)」なんて打ち合っていたので長閑ではないか。
さて、こんなことを書くと高齢であることが分かってしまうが、昔の駅には「伝言板」という黒板みたいなものが設置され、待ち合わせをする人達の情報交換に重宝されていた。
筆者は書き込んだことはないが、友人仲間と遊びに行く時、遅れた一人に対して友人が書き込むのを見ていたことがある。
「15分も待った。限界だ。先に行く。後から来い」と書かれたが、それが信じられないほど見事な達筆だったことを憶えている。
書き込んだ文字は、必ず書いた時間を明記することが条件とされており、規定の時間が経つと駅員さんが黒板消しで削除するシステムとなっていた。
そんな伝言版には様々な人性模様が書き込まれていることもあった。あくまでも記憶によるものだが、「1時間待ったわ。もうお別れ。さようなら」「あまり怒らせるな。何を考えている。待つ方の立場を考えろ」なんて内容に勝手な物語を想像していたものだった。
今の若い人達のメールの文章には「絵文字」というものが多用されているとも聞くが、それはそれで思いを和らげる効果も期待出来ると考えられるが、戦争中の特攻隊として飛び立った若い人達が書いた手紙には涙なくして読むことは出来ず、こんな達筆で文章力が高いとはと心から感服したもので、鹿児島県知覧にある記念館に展示されているそれらを一度は見て欲しいと願いながら、そんな方々の歴史の上に今の我々の存在があることを再認識したいものである。
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