過去にバブルの時代があった。特にそれらを象徴するのがゴルフの会員権で、当時に2億円以上していたものが400万円台になっているし、1億円近くで売買されていたのが10万円というケースもある。
悲惨なのは1千万円も投資したものが今や1万円や2万円になっている現実。預託金という証書が単なる1万円一枚で、一回のプレー費所状態みたいになるとは誰も想像しなかっただろう。
プロの世界の石川遼君や学生の松山選手が登場したのにこの有様とはどういうことだろうか。ゴルフ人口が激減したとは考えられないし、当時は高額な日曜日のプレー費が4万円もしていたのに、今では昼食付きで平日なら1万円以下が多くなっている。
ゴルフ場開発でコースを造成するには、当時で約100億円を要したと聞く。山を買い取る金額は、辺鄙な不便なところで坪単価7000円程度。細い道路が通っているところなら1万円ぐらいだったそうだが、コースを造るには30万坪が必要とされるので、坪1万円として30億円。パイロット道路の建設から始まる工事費やクラブハウスの建設やメンバー募集の宣伝費などで70億円とすると、1000万円で入会するメンバーを1000人集めなければならないことになる。
実際には縁故会員、第一次会員から第三次会員ぐらいまで募集するので金額が異なるが、経営する側としてはメンバーが多いほど金額が集まるので、酷いケースでは1万人以上の会員が存在したコースも存在して問題になっていた。
ゴルフ仲間の会話では「会員名簿」が発行されているかどうかで評価された事実もあったが、上述の酷いコースなどでは「あのコースは電話帳ぐらいメンバーがいる」と揶揄されていた。
そんな会員募集ビジネスが破綻すると多くの人達が不幸になってしまう。最近では安愚楽牧場の問題に顕著だが、信じて預託金を出した人達には衝撃だろう。
ゴルフ場の会員募集で詐取するような悪質なケースも少なくはなかった。メンバー募集だけを狙って誇大宣伝をするグループの暗躍だが、ある法律専門家の話によると、募集したメンバーの名簿が存在すると詐欺にはならないと言うのだから驚きである。
今やゴルフ場も外資の系列が増えている。倒産したり経営に行き詰ったところを買収して来ている訳だが、10億円や7億円という数字も流れているので信じられない話である。
キャディさんを伴わないセルプレーが大半になった。雇用が減ったことも事実だし、マナーの低下からコースが荒れているという指摘も出ている。
投資の世界でオリンパス問題が揺れているし、逮捕されたティッシュ王子の問題も信じられない話題であった。どちらも経営者の権力で陥った悪事である。人の幸せはお金ではないという考えがあるが、少なくとも貧しい心だけは持ちたくないものである。
ある熟年夫婦が揉めている。旅行の利用便について喧嘩をしているのだから幸せなこと。しかし、相談を受けて事情を聞いたら妙に納得する問題だった。
旅行の計画は来春の3月だが、関西空港から千歳や福岡へ250円で行けるという格安航空会社「ピーチ」が発表した信じられない金額。奥さんがネットで「何とか予約を取れ」と言い張るのだが、旦那は「そんな航空会社は絶対に利用しない」と反論し、やがて奥さんが出した折衷案が「ピーチ」の正規料金の利用だが、旦那の言い分はそれでも納得せず、「250円で利用している同乗客がいると思うだけで気分が悪い」と言うのである。
一便に付き1割程度の乗客に対する特別価格だそうだが、今秋に成田から北海道や九州へ就航したスカイマークが記念価格198円ということが話題になったこともあり、それはそれで「行き過ぎ」という批判的な意見も多く、現に成田空港で発生した出発トラブルが物議を醸したことも報じられ「トラベル」が「トラブル」になったと揶揄され話題を呼んでいた。
少ない費用で目的地へ行けることは有り難いことだが、最近は「早割り」や「得割り」が当たり前のよう。しかし、出発直前の空席に登場する乗客に割引をするべきという考え方もあるではないか。空気を運ぶところへ正規料金を支払って乗るなんておかしいのではと言う意見にも一理ある。
冒頭の檀那の思いを総括すると、平等性が壊れていることに対する怒りのよう。でも、こんな時代、旅行に出掛けようと会話する夫婦は恵まれていると思うのである。
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禁煙のきっかけ
禁煙するのに健康保険が適用される時代が来るなんて、誰が想像しただろうか。驚くほど値上げをしても止められない人が多く、それは正に病める人とも言えるだろう。
年金の将来に危機感が予想され、様々な増税が考えられているようだが、財務省としては、喫煙で税金を払ってくれることが有り難いし、それで寿命が縮まれば年金に関して尚有難いと算段しているのかもしれない。
そんなタバコの話題だが、「死ぬまで絶対に止めない」と公言していた人物が、あるきっかけで禁煙したので周囲の人が驚かされたという出来事を紹介し、喫煙される方が禁煙の参考になれば幸いである。
身体に不調を来たし精密検査を受けたら手術を余儀なくされた人物だが、大手術を受ける前日まで「死んだら吸えない」とヘビースモーカー振りを見せていた。
院内は全て禁煙となっている大病院。わざわざ高層階の病室から1階に降り、裏口から外に出てプカプカやっていたのだが、執刀医や麻酔担当の医師達から「止めなければ」と説明を受けてもどうにもならず、いよいよ手術の前日の夕食となった。
その時に来室してきたのが若い女医さん。彼女から「タバコはどのぐらい吸っていますか?」と質問され、「日に40本」と涼しい言葉で返した彼だが、国内で販売されているタバコの中で最もニコチンやタールの多い銘柄を止められなかったのに、彼女の次の言葉で禁煙したと言うのだから凄いではないか。
では、彼女は、どんな言葉で説得を行い、彼が納得に至ったのだろうか。その効き目のあった言葉をしたためておこう。
「私は、ケアを担当する医師です。手術中、術後の集中治療室での24時間、そしてこの病室に戻られてから退院の日まで、ずっとあなたをケアするのが私の仕事なのです。ご安心ください。明日の手術は一切痛みは感じません。今は鎮痛に関する薬剤が劇的に進化し、麻酔から醒めても点滴の中にお薬を入れますので、全く痛みの心配は不要です。タバコをこの際にお止めになっては如何でしょうか。この病院に入院されている方々の中で、タバコを原因とした病気で苦しんでおられる方がどれだけ存在するかご存知ですか? 皆さん後悔されているのですがどうにもなりません。いいですか、医学が発展して苦痛の中の痛みを激減させることが出来ても、苦しみを和らげる薬はないのです。肺気腫、肺がんなどは本当に苦しい病気です。どうか、後悔だけはされないように」というアドバイスだった。
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