阪神淡路大震災が発生した日も、東日本大震災が発生した日も自宅で揺れを経験した。
自宅は大阪にあり、それぞれの震源地からは遠いので被害がなかったことが私には幸いだったが、2つの地震に共通する感触があった。
それは異常に長く続く「不気味さ」である。どこか彼方の地で大変な事が起こっていることを如実に伝える揺れだった。
当コラムの念頭のご挨拶や私自身の年賀状にも書かせていただいたが、あらためて今、ここに生きていられることの幸運を感じる。
繰り返しになるが、生きていることは当たり前ではなく、とても運のよい事なのだ、それこそ奇跡的な事なのだ。
そして、2つの大震災で亡くなった尊い命の数々を無にしないために、その教訓を生かして幸せな社会を目指すことを一人一人が心掛けていこう。
朝日新聞の「声」(1/13付)に大阪在住の主婦(51)の方からの投書があって、自分の過去の体験とも重なったので感想を述べてみる。
それは「葬儀のあり方 難しさを実感」という題名の投書であった。
「お母さん、本当にこれでよかったの」とこの2年間、私はいつも心の中で問いかけてきた。という文章が先ず目に飛び込んできた。
この方は先月、義母の三回忌を迎えられた。義母の遺言で「私の葬儀は家族葬にしてな」と頼まれてその通りにされた。
義母の死後、遺言通り10人ほどの家族葬にして、祭壇もささやかにして義母を送られたとのことだ。
出棺の時、噂を聞きつけた近所の人や友人の「可哀想に、こんな葬式で」「えらい扱いや」という声が耳に入ってきたそうだ。
「葬式は死んだ人のためだけでなく、これから生きていく家族のためにある。故人への感謝は葬式でするもんや」、「最後の別れをしたいと思うのは家族も友人も同じ」と言われた。そんな事があって、その女性は数日かけて生前にお世話になった方々に説明に回られたが、みんなからも同じように言われたそうだ。
女性はこのように投書を結んでいる
家族葬が増えている昨今、私自身もそれを望んでいるが、親しくしている人たちとの最期のお別れをどうするかは難しい問題である。8年前のことであるが、私もよく似た体験をしている。
私はここでその体験と照らし合わせて何かを訴えようとしているのだが、うまく表現できない。気をもたせるようでよくないが、後日、それがどのようなものかを明らかにしたい。
上記の主婦の方のような体験は、どんな家庭でも抱えうる問題であり、人それぞれの考えはあるが、迷われている方のために少しは為になる話を次回書きたい。
期待しないでお待ちください。
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東日本大震災で福島県の原子力発電所が破壊された時、「まさかこんな大きな地震が来るとは思わなかった。想定外だった」と言う発言があった。
1月11日に広島県の刑務所を脱走した中国人受刑者(※)が現在どこかに潜伏していて広島県民に緊張が走っている。今回も刑務所側は「まさかこんな所から逃げるとは。想定外だった」と述べている。
7年前に起きたJR西日本の福知山線脱線事故の時も「こんなカーブでこんな速度を出すとは。想定外」だったと言い訳している。
うまくいけば想定内、いかなければ想定外。左右に使い分けられる実に便利な言葉だが、人の生命や安全を担保しなければならない職業につくものが発してはいけない禁断の言葉であると思う。
想定外という言葉で逃げ道を探る者が組織の上層部に多いのが何よりも悲しい。記者会見の席で口が裂けても言ってはいけない、ある意味で恥ずかしい言葉ではなかろうか。
人命を預かる職業は無論のこと、どんな職業であっても想定外という言葉を絶対に使うことがないように、慎重かつ緊張をもって仕事をしてほしい思う。
(※)この受刑者は1月13日に広島市内で逮捕された。広島刑務所・所長は「逃げるはずがないと、職員に気持ちのゆるみがあったのではないかと反省している」と述べ、工事中で脱走防止策が十分でなかったことや、受刑者の監視体制、県警への通報の遅れなどの不備を挙げた。
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