東京の私鉄「京急」が赤い電車と青い電車の他に「幸せカラー」と言われる黄色の電車を走らせるニュースがあった。
過去に都電の黄色い電車のことや新幹線の「ドクターイエロー」の列車について触れたことがあったが、また「撮り鉄」達の的になると想像している。
京急は羽田空港にも乗り入れていることで知られるが、今回は一編成だけ導入し、その名称も「ハッピーイエロートレイン」と紹介されていた。
前述の都電やドクターイエローは滅多に目にすることがないので「ラッキー」につながる風評が生まれたものだが、そんなことに肖れたらとの思いもあって塗装したみたいで、予想以上に話題を呼んでいるようだ。
昨日のニュースでGW期間の観光地の様子を伝える映像があった。その中に「肥薩おれんじ鉄道」を走る観光列車「おれんじ食堂」が紹介されていたが、車内で提供される食事に満足する乗客達の感想が流れ、利用者の大半が高齢者のようで、満足感の高い言葉が印象に残った。
九州にはユニークな列車が多いが「ななつ星」や九州新幹線の設計担当で知られる「水戸岡鋭治」氏の発想の中で特筆すべきは日南線を走る観光特急「海彦山彦」の外観と車内で、地元で有名な「飫肥(おび)杉」が使用されている。
火災事故で燃える材質の問題があったが、それをクリアして具現化させたことは凄いことで、青島神社に伝わる有名な「海幸彦・山幸彦」物語から命名された列車名が輝いている。
過去に「指宿のたまて箱」を利用した体験があるが、古い車両がベースになっていたので騒音が酷かったし、線路の土壌が幹線とは異なっていたみたいでかなり横揺れしたので怖かったことを憶えている。
「海彦山彦」の車両は廃線となった高千穂鉄道の気動車を改造したものだそうだが、日向灘が見える車窓風景はさぞかし素晴らしいだろうと想像している。
列車も単なる移動手段という考え方から発想転換した企画の人気が高まっているが、航空業界も同じでLCCに対する不信感も表面化、着いたら同じという中で機内の設備、環境、サービスに対するニーズは消えないようで、そこに高齢者が避けている事情があるようだ。
コメントはこちらから
あなたの心に浮かんだ「ひと言」が、誰かやあなた自身を幸せに導くことがあります。
このコラム「幸せ色の電車」へのコメントを投稿してください。